2017年06月09日
合同葬は遺族側にも気配りをして進めること
合同葬は、故人が属していた企業側と遺族側と、合同で葬儀を行うことです。たいていの場合は、故人が代表者や役員、創業者などの社内で重要な地位を占めている場合がほとんどで、遺族が参列した仕事の関係者や取引先への挨拶などの負担を減らすために行われます。
日取りや式次第は、遺族に配慮して、組むことが大切になります。社葬に近い形になりますので、合同葬は遺族が中心となることなく、企業側で葬儀委員長を選出し行うことになります。葬儀の挨拶も葬儀委員長が行うことになります。
場合によっては、通夜は省略し葬儀だけを行うケース、遺族のみ密葬で執り行われるケースもありますし、遺族のみで家族葬をした後に故人のお骨やを祭壇に祀って、お別れの会と称して行われることもあります。合同葬は会社が代表して行われる式であることから、無宗教の形式で式次第を組むことがほとんどです。
取引先や仕事の関係者など広範囲にわたり、参列される方も非常に多いことから、このような形式での葬儀が選択されるようになりました。焼香や献花をする場合は、人数が多くなりすぎぬように、予め代表者数人程度決めて行った方がスムーズに進められるでしょう。
日程に余裕がある場合は、事前にリハーサルをして、滞りなく進められるようにするといいでしょう。